フィア

兵科：Sサイズ　砲戦

実装日：2011/12/15

CV：高橋和恵

　2011年冬頃に双子の妹アイラと共にコズミックアークに降臨した、世界観ガン無視のロボだか何なのかサッパリわからない謎の存在。

　まず、ロボット要素がどこにも無い。完全に「あ、装飾品ですね」の範疇で収まる程度のメカパーツしか装備しておらず、あと変なモヒカン。燃えさかるホノーをイメージした髪型なんだと思うが、アイラに比べて圧倒的にヘンな髪型で、ヘンすぎてあらゆる頭装備を貫通するという特徴を持つ。ついでに巨乳至上主義のCBにおいて絶滅危惧種レベルの超絶壁。それと初の「着地音が『ドッスン』ではなく『シュタッ』になってるキャラ」でもある。

　まぁこんな外見上の特徴だけなら別にほかにもっとロボやめてる奴とか居るので別にいいんだが、問題はコイツが炎の魔神と契約することで得た魔力によって炎を操って戦う、というおおよそ「ロボットバトルシューティング」というゲームに登場してはいけない設定を持ったキャラであることであろう。外見のみならず設定までロボゲーをやめてしまっている奴は（妹のアイラを除き）他に居ない。

　というわけでこんなていたらくなので武装もおおよそ武装というよりワザ、っつーかマホーなのだが、これが意外に強力。初期状態では何もできないのだが武装を展開（という名目で魔力を開放する）ことで、微誘導のメイン武装フレイムスター・超誘導のサブ武装エクスプロシブファイア・緊急回避用の爆弾イグニションハンド、の三種類のマホ…武装が使用可能になる。

　このうちフィアを語る上ではずせないのがBS内臓サブのエクスプロシブファイア。ロック式のサブ武器で扱い上はミサイルなのだが、これがやたら高威力かつ強力に誘導し、それでいてそこそこ連射も利く（ハイパーショット状態であれば垂れ流しにできる）ため、基本的にはこれを連発しているだけで空戦機をボトボト落とせる。発射軌道が特殊な為、普通のミサイルはまず当たらないピョン陸にも結構ささるのがポイント。
　だがこの武器、発射時にジークン系のダッシュ音とグレネードの炸裂音を組み合わせたような物凄いやかましい効果音を連続でドカドカ鳴らす上にフィア自身も「ホノーヨ！ホノーヨ！ウセロー！」とかなり気合入れて叫ぶため非常に目立ち、「ほっとくと味方空戦に甚大な被害をもたらすフィアちゃんがここにいますよー」と宣伝しているようなモンなのでよく狙われる。

　狙われると狙われたで、武装展開の都合上シールドが装備できず、Tgh値もやたら低いフィアは非常に打たれ弱いため回避できなければすぐに撃墜されてしまう。高い攻撃性能とそれに反比例する紙装甲はまさにミアリーやモニカ以上に「攻撃は最大の防御」を体言していると云える。ついでに云うとミアリーのブラストレールガンは移動しながら撃てるがフィアのエクスプロシブファイアは発射時に必ず立ち止ってしまうという点も打たれ弱さに拍車をかけている。すぐ死ぬ。

　登場後すぐにココ・ガープの手によりアイラ共々ちびキャラ化されており、「自分はいいがアイラに変なことをしたココは許さん」と云っており、アイラもアイラで「自分はいいがフィアに変なことしたココは許さん」とほぼ同じことを云っていたり、双方ことあるごとに姉妹の名前を呼んでいるあたり姉妹間の仲は相当良い模様。ガチレズというよりはどちらかというと二人とも重度のシスコンである。

　ボイスの話をすると、「炎使いなのに実は暑がり」とか「私の傍は暖かいよ」等、非常に月並みなセリフが多い一方、突然「私の炎に抱かれて消えな！」という何処ぞのジューダスを真似たとしか思えない撃墜セリフを云い出すなど不可解な点が多い。これで被撃墜セリフに「馬鹿なッ！？」があれば完璧だったのだが残念ながら無い。
そしてフィアのボイスを語る上で無視できないのが被弾ボイスの圧倒的なエロさである。被弾ボイスのエロいジアスといえば他にレニーロップやペルセナキアが居るが、この二人と比較しても全く劣らない素晴らしいエロさを誇る。CBのエロ被弾ボイス御三家と云えるだろう、たぶん。

　一応、魔力の根源である炎機獣マグフリートを召喚することもできるのだが、マグフリートに乗ると肝心要の主砲・BS内臓のエクスプロシブファイアが撃てなくなるので殆ど使われない。
代わりにイヴ砲と同様の多段ロック式火炎弾と大型フォースバリアが使えるようになり、ついでに最大HPも+100される。が、これら全部ひっくるめてもエクスプロシブファイアを犠牲にしてまで運用するほどのモンかどうかは疑問符が付く。

　長らくバリエーション機が出ていないのが悩みの種だったが、2013/2/7、ようやく待望のバリエーション機であるバレンタインフィアが実装、しれっとゼロスキン仕様だが絶壁は相変わらず。

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