コズミックブレイクっていうクソゲーのオープンサービスが開始されてから、ほどなくして実装されたSサイズ砲戦ジアス。ジアスロボとしては通算3機目にあたり、初の砲戦型ジアスである。
当時の砲戦型は殆どが鈍重だった中、破格のFly値を誇りさらにブーストチューン・フロートダッシュのカートリッジを所持している為、砲戦機とは思えない機動性でビュンビュン飛び回りながら弾丸をバラまくという、所謂『Fly砲』と呼ばれる砲戦の先駆けとなった。
特に当時は手持ち武器のブラストバズーカと、リリレインBD内臓のPSYガンが超がつくほど高性能であったため、これらのメイン武器を駆使した通称「ブラバズリリ」がCB黎明期のぶっ壊れ砲戦の筆頭に挙げられたこともあるという。
だがこの頃のCSはまだバランス調整に気合を入れていたため、やがてブラストバズーカとPSYガンに弱体化修正が入りリリレインの天下は終焉を迎えた、という。
現在はリリレインよりも機動性の高い砲戦機はいくらでもおり、さらにブロードレーダーを所持していないため格陸の不意打ちに滅法弱く、昨今のUWでリリレインを使いこなすのは非常に難しくなっている。
公式で「ジアスロボでいちばん巨乳」と云われていたもののそれはずいぶん前の事であり、最近は目測であきらかにリリレインよりおっぱいのでかいもみじとかフルーネが登場しており、リリレイン一強の時代はこれまた終焉を迎えている。おかしいな、胸が無い方が動きやすいハズなのに巨乳キャラはどいつもこいつも高機動ではないか。
公式設定によると特殊兵装「トランス・スカート(BDについてるPSYガンを発射してるパーツ)」 によって性格が豹変し、無心の殺戮者となって破壊活動を行うってゆーなんだか何処となくガンダムWに登場したあのシステムを彷彿とさせる設定を持っているのだが、いかんせんクリムローゼから使いまわした共通ボイスの為、ゲーム中から設定が微塵も伝わってこないのが難点。
基本的にクールビューティーを気取っており、バレンタインイベントとかサマーイベントとか「私イベントとか興味ねーんで勝手にやってろ」的な非常にそっけない態度を取る。……のだが、後述のルレーブやゼロスキン版ではかなり性格が変わっていたり、またイヴ覚醒の際には埋まってた大昔の使えるかどうかもわからない武器を勝手に持ち出して使おうとする等KOOLな部分もあったりして公式でキャラ付けがうまくなされていない感が漂う。
クリムローゼに比べれば大した数じゃないがバージョン違いの機体がおり、褐色肌(!)でPSYスライサーの挙動が若干異なるリリレイン・マヤリス、何故か唐突に固有ボイスのついたリリレイン・ルレーブ等が存在する。……バリエーション違いに数えていいのかわからんがイヴも一応。あとリリちゃんとかDXリリロボとか。
何故か突然固有CVのついたリリレイン。注意して聴くとイヴと同じ声であることがなんとなくわかる。
パーツの形状が一部変更され、内臓武器の性質が一変している。
まずBD内臓メインのPSYガンがブラストPSYガンに変更され、着弾時に小規模の爆風を発生させるようになっている。これにより爆風ダメージが追加され、対空攻撃能力が強化された形になる。元々地上にいる敵にはろくすっぽ誘導しない武器なので純粋な強化といっていい。
それとBD内臓サブのPSYスライサーが移動撃ちに対応している。従来のリリレインのPSYスライサーは発射時にかなり長時間その場に棒立ちになってしまい大きなスキを晒してしまうという欠点を持っていたが、このルレーブのPSYスライサーはマリルマーチのBD内臓サブのように直前までの移動方向と移動速度を維持しながら発射することが可能になっておりスキが激減している。……まぁスキは減ったけどあんまり使わないんだけどねこの武器。
総合的に見てゼロスキン機登場前の旧型リリレインシリーズの集大成のような機体となっている。
設定の話をすると「全てを護りたいという思いによりトランススカートの干渉を抑え、自らの意思で戦場に立つリリレイン」となっている。要はゼロシステムを克服したヒイロである。
「全てを護りたい」というワードはリリレインイヴと共通しており、また中の人も一緒であることから「リリレインイヴになれたかもしれないが、それを拒み普通のリリレインとして戦うことを決意したリリレインである」……ってことになってる、俺様の中では。
ゼロスキンクリムローゼやゼロスキンジークンロンと共に実装された、高解像度スキンの新型リリレイン。同時実装のゼロスキン機と同様アクセルロールを無課金で恒久的に使用できる(エアループは空戦専用のためクリムローゼのみ)。正式名称は「リリレイン(限定仕様)」。
リリレインイヴの能力を一部搭載したルレーブ、といった印象の性能で、BD内臓メインのPSYガンはPSYガンというよりカーブガンのようで、リリレインイヴのBS内臓PSYガンとほぼ同じ挙動をする。一方PSYスライサーはルレーブとほぼ共通の挙動になっており、移動撃ちもルレーブ同様に可能。固有ボイスもルレーブのものとほぼ同一。HD内臓サブに「その場で挨拶する」という謎の武器(?)が追加されているのはゼロスキンクリムと同様。
旧リリに比べステータスも強化されているが、元が貧弱すぎたクリムと違いリリレインは元々高性能だった為、クリムほどぶったまげるようなパワーアップはしていない。……のだが、初期Fly20というのは砲戦機のデフォルト値としてはリリレインイヴと同じ値である、要するに超高い。さらにコイツは無料アクセルロールを備えているため、Fly砲としての完成度は旧リリよりもさらに高まっているものと思われる。
ここまで至れり尽くせりなのだが、何故かブロードレーダーが無い。同時実装のゼロクリムとゼロジークンにはちゃんとブロレがついてるのにどういうわけかゼロリリにだけブロードレーダーが無い。 大事なことなのでフォントサイズが大きくなってしまったが、ともかく旧リリの頃から弱点とされていた「ブロードレーダー非搭載」がゼロスキンになってもそのまま引き継がれてしまった形になり、リリスキーとしては大変悲しいところである。あまりに悲しすぎて「何でゼロリリにブロレついてねーんだよ!!」と運営に直訴してしまったのは内緒だ。
話はズレたが、こんな高い初期Flyにアクセルロールまで完備したS砲にこのうえブロレなんかついてたら初期機体としてはあまりにも強すぎるのでオミットしました、と云われればタシカニタシカニと云わざるを得ないのもまた事実。
何があったのかは知らんが、イベントに登場したNPC旧リリと比較すると大変人当たりがよくなっており同一人物なのか疑わしくなる。機体説明文は旧リリと同一の為、トランススカートの制御下にあるはずなのだが戦闘中のセリフは先述の通りルレーブと同一の為、トランススカートの制御を克服してんのかしてないのかはイマイチよくわからない。
セリフとかボイスとか | |
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出撃 |
「行きます」 「頑張らなきゃ」 「頑張ります」 「私がしっかりしなきゃ……」 |
撃破 |
「ごめんね?」 「まだまだですね」 「退いてください♪」 「危なかったぁ〜……」 |
被弾 | |
被撃墜 |
「そんなっ!?」 |
その他 |
【HD内蔵サブ使用時】 「こんにちわ……」 「うふふっ」 |
ゆっちぇの初代嫁。 というのも、当時CSのゲームはC21しかプレイしておらずCBになんか1ミリも興味のなかった俺様がCBに興味を持つきっかけになったのがこのリリレインというロボだからであるッ!! 大げさかもしらんがリリレインが居なければ現在までゆげぇでCBが流行ることは無かったかもしれない、それぐらい歴史的に重要なジアスロボなのだ。