2012年夏、ペルセナキアやルト・ミカヅチのついでに実装されたSサイズ陸戦ジアス騎士。期間限定ロボである先述の二機と異なり、期間が過ぎて二機がガラポンから去った後も金賞枠に残り続けた為、現在もその数は増加し続けている。
登場時に「あのエリザロッテの剣術指南役が登場!」と大々的に宣伝されていたため、エリザの弱さを知ってる者は「どうせうんこの師匠はすごいうんこだろwww」とコケにしていたのだが……。
エリザロッテの故郷であるプリッツァ王国で騎士団の近衛騎士を務めていると同時にエリザの剣術指南をしていたらしい。が、キツい訓練に耐えかねたのかエリザが途中で逃げ出したため怒ってコズミックアークまでおっかけてきたという。武者修行の旅にきたんじゃねーのか姫騎士様……。
というわけで公式イラストだとかなり幼い感じがするが、ゲーム内の表情テクスチャだとかなりおっかない顔をしている。
性能についてだが、登場前はバカにされていたもののいざ実装されてみるとバンガードフェンサーにそっくりなモーションで巨大な両手剣・シヴァリークレイモアをブンまわし、とんでもない超リーチの近接攻撃を高速で繰り出し大暴れするという、エリザロッテ実装時に危惧されていた「極悪性能のバンガードフェンサーガール」を実現させたような性能になっている。当然、Sサイズ格陸としては鬼のように強い。
可哀想なので同時に登場した、同じSサイズ格陸であるルト・ミカヅチとは比較してはいけない。
専用ビットとして「シルビアシールドビット」を持つ。これは展開するとシルビアの背面を守るように展開される六枚の光の翼を持つワンダービットで、これ自体は特に攻撃行動を取らないが背後からの射撃攻撃を遮断するシールドとなる。
一応エリザロッテもAURA発動でシールドビットを展開するが、あっちのビットと違ってシルビアのシールドビットはほぼ背中に密着して守ってくれるためしっかりシールドの役目を果たしてくれる。エリザとは違うのだエリザとは。
シルビアシールドビットは背面しか守ってくれないため前方が手薄になりそうなものだが、前述のとおりシヴァリークレイモアによる攻撃が高速超範囲で繰り出されるためビーム以外の実体弾であればかき消すことが可能、そのためビット展開中のシルビアに対しては前方からのビーム攻撃ぐらいしか有効な攻撃手段が無いことになる。あるいは格闘攻撃も有効だが、シルビアに殴り勝てる格陸なんてそうそう居ないのでこれも難しい。
だがシヴァリークレイモアが両手剣ということもあり、武器の持ち替えは基本的に不可能なため射撃武器が持てず、持てたとしてもまさかのTec1の脳筋ジアスであるため射撃戦は行えない、という格闘特化機(ブレオン機、エレガント機とも)にありがちな弱点を持つ。が、AM2の内臓メインを使うことで射撃攻撃を数回だけ完全に防ぐ防御体勢を取ることが出来るので一方的な的になることはあんまりないものと思われる。つーか防御とかせんでも突撃しながら剣ふってりゃ弾消せるんじゃね?
……というわけで、総評すると地球最強クラスのSサイズ格陸といって差し支えない性能なのだが、既に零型のエリスやゼロスキンアイヴィス等、宇宙最強クラスの格陸がそこらじゅうに跋扈していたため無制限部屋ではあまり活躍できていない様子。逆に宇宙最強クラスの連中が自重を強いられている制限部屋では存分に暴れていたりする。
余談だがダイダリオンやブリガバロンのような大型の格闘向け陸戦機や、バンガードアクスみたいな脳筋特攻格陸などにはたまに純正アセンブルでTecが1になってしまうような奴が居るが、現状ジアスロボなのにTecが1しかない脳筋はこのシルビアだけである。見るからに脳筋気質のマイティバインガールですら純正アセンのTecは4あるというのに……。
さらに余談だが、表情テクスチャのみならず全体的なデザインにおいても公式イラストとゲーム内ポリゴンの間の剥離が激しいキャラである(胸部アーマーの有無や、各部の色合いの違い等)。渋でのCS社内イラストレーター某氏のコメントを読む限りでは、どうもかなり切羽詰った状態でこさえられたキャラなのでそういった都合のせいなのかもしれない。
云っちゃ悪いが、やはりあくまでもペルセナキア&ルト・ミカヅチの「おまけ」であったということだろうか。
セリフとかボイスとか | |
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出撃 |
「さくっと行くぞ」 「私に任せてもらおうか。!」 「この時を待っていた……!」 「ん? これは何か始まるのか?」 |
撃破 |
「悪いな」 「中々手強かったぞ」 |
被弾 | |
被撃墜 |
エリザの師匠ということで…… 特に何も無い。 が、その圧倒的な強さとエリザの師匠であるということから元祖師匠を差し置いて師匠師匠と呼ばれている。
が、その代償としてちゃんとシルビア、と呼ばれることが殆ど無い。